| ■行程 |
稚内から西へ約60km、日本海最北の離島である礼文島。太古の昔に大陸から切り離されたこの島には、奇跡的な自然が今なお残されている。春から夏にかけて約300種類高山植物が咲き誇り、別名「花の浮島」。地名の由来はアイヌ語の「レプン・シリ」、「沖の・島」という意味」からきている。
|
|
札幌
↓ 道央自動車道、県道
稚内
↓ フェリー
香深(かぶか)
技術レベル:●○○
体力レベル:●○○
日程 :3泊4日
|
2020年7月9日 稚内(14:45)〜礼文島 香深港(16:40)
2020年7月10日 香深井(6:41)〜スコトン岬(7:26)〜ゴロタ岬(9:00)〜鉄府(11:30)〜アマナ岩(14:15)〜宇遠内(14:40)〜香深井(15:42)
2020年7月11日 香深井(8:10)〜ウスユキソウ群生地(8:30)〜桃岩展望コース(11:00)〜北のカナリアパーク(11:50)〜地蔵岩(13:50)〜桃台猫台(14:15)〜久種湖(15:10)〜礼文空港(15:20)〜香深井(16:00)
2020年7月12日 香深(8:40)〜稚内(10:50)〜初山別みさき台公園(13:15)〜新千歳空港(17:00)
去年訪問できなかった礼文島
去年2019年8月、百名山100座目利尻岳に登りました。「100座目記念すべき山なので、利尻岳の全容が見たい!」と思い、長めの滞在期間(丸3日間)を設定していたをのですが、結局見れず・・・。利尻島を訪れた多くの人は最北の離島に来る機会がなかなかないので、礼文島にも足を伸ばすのですが、「来年以降、花の最盛期に礼文に行こう!」と心に誓いました。
新型コロナウィルスの影響
北海道行きの航空券を予約した2020年1月、まさか未知のウィルスのおかげで生活が一変するとは・・・。2020年4月〜5月、新型コロナウィルスによる非常事態宣言が発令されました。飛行機は多くの便が減便になり、往きは予定の便の変更を余儀なくされました。感染者数も一旦落ち着き、飲食業も通勤ラッシュも元通りになってきた7月頭、またまた感染者増・・・。首都圏脱出は自粛ムードではないけれど、大手を振って「行ってきます!」とは言えない雰囲気・・・。なので、会社の同僚に行先を告げずこっそり行ってきました。
|
バイクをフェリーに持ち込む
 |
|
去年、利尻島に車を持ち込んだ時は、往復約5万円。今年はバイクを持ち込みました。バイクだと往復約6,000円。
「あれもしたい、これもしたい」と、焚火道具、一眼レフ、釣り道具・・・すごい物量に。
フェリーを下りてキャンプ場まで、1回で人と荷物を運べず、2回に分けてフェリーターミナルから4キロ先の緑が丘公園キャンプ場へ移動。
|
テントを設営し、フェリーターミナル近くの温泉へ。
温泉の露天風呂からは少し雲がかかっているけれど、利尻岳が見えました。
夜は稚内のスーパーで手に入れた縞ほっけと焼き鳥。
飲みながら、この滞在期間の行程について、作戦会議。
明日は、8時間コースを歩くことに。
|
1日目夜はキャンプ飯
 |
|
日本最北源の地 スコトン岬
 |
|
滞在2日目
朝6:41香深井のバスに乗って、島を北上します。途中、バスの運転手さんが「あそこにアザラシがいるよ!」とバスを止めてくれました。礼文空港手前辺り?
終点スコトン岬で下りたのは、我々と1人のおじさま。
最北限の地、スコトン岬へ。(日本最北端は宗谷岬)
スコトン岬から見える島はトド島。現在は無人島。
今日の8時間コースは、スコトン岬を出発。
|
こんなところに、お宿が!
アザラシが見えるらしい。
|
すごい立地
 |
|
始めは舗装された道を歩きます
 |
|
アスファルトの脇に多肉植物、かわいい〜
 |
|
草原直下は崖!
 |
|
ゴロタ岬、何も見えません・・・
 |
|
来たよ、、礼文島!
 |
|
エゾニュウのお花畑
 |
|
島の西側
 |
|
島の西側は日本海側で、あまり人が住んでいません。
生活道路は南北に1本、島の東側にあります。
荒らしい自然環境が写真からもわかります。冬は凄いことになっているんだろなぁ・・・
|
鉄府の集落に下りて・・・
 |
|
また標高を上げます
 |
|
鉄府には澄海岬があったけど、すでに絶景を見ながら歩いてきたのでスルー。売店があることを想定しておらず、海岸線で持ってきたカップラーメンを食す。
鉄府から標高を上げると集落の高台にはお墓が。
途中道迷いもありましたが、すぐに軌道修正できました。
|
久しぶりの樹林帯
 |
|
アナマ岩への下り
 |
|
エゾカワラナデシコの向こうに小さな滝が
 |
|
今回のいちばんの危険個所は、アナマ岩への下り。
こんな天気で登山道が濡れているので慎重に下りていきます。危険な斜面には、きれいなお花がたくさん咲いていました。
ツトちゃんは急いで下りて行き、釣り糸を垂らしましたが釣れず(笑) せっかく釣り竿持ってきたのにね〜
|
海岸にもお花が
 |
|
左の建物がいい雰囲気
 |
|
「花の浮島 礼文島」と言われる所以は、海抜ゼロメートルから高山植物が楽しめるから。
左上の写真、高山植物なのかわかりませんが青いお花が咲いています。海岸なんて植物にとっては厳しい環境のはずなのに、こんなところでも花をつけるなんて。
右上の写真の建物ですが、漁師が使う番屋かと思いきや人が住んでいるっぽい。建物を通り越して、左上に上がって行くのですが、車が通れる道幅もなく・・・ 物資は船で運ぶのかな?
|
芝生のキャンプサイト
 |
|
滞在3日目
今日はバイクを活用し、島巡り。
緑が丘公園キャンプ場に今回3泊したのですが、島情報はほとんどキャンプ場のスタッフの方に教えて頂きました。
緑が丘公園キャンプ場利用者、この3日間、多い日で3組。繁忙期にはウッドデッキは全て埋まるそうですが、コロナ影響でこんな感じ。
|
まずはレブンウスユキソウの群生地へ。
キャンプ場の方に、「林道はバイクで行けるよ!」と教えてもらい、ドロドロになりながらも到着。かなりの時間短縮に。
今回お花のために一眼レフを持参。
HPでは写真が小さく細かいところまで見えませんが、なかなかいい写真が撮れました。
|
コンデジ撮影
 |
|
一眼レフ タムキュー(マクロレンズ)撮影
 |
|
群生地の眼下には海
 |
|
カーミットもお花撮影でカメラ持参
 |
|
バイクをフェリーターミナルに置いて、徒歩で桃岩展望台コースへ。
今回のメインイベントはこのコースを歩きながら利尻岳を眺めるでしたが、夢破れる・・・どうしてここまで晴れないの?!
まぁ今まで大きなアクシデントなく旅ができているから良し・・・と自分を慰める。
|
登山道、整備されています
 |
|
右手に桃岩、真ん中に猫岩
 |
|
桃岩展望台→北のカナリアパークへ移動。
「北のカナリアたち」、予習で吉永小百合主演の映画を観ました。
本来なら、この小学校から利尻岳がドーンと見えるはずなのに(泣)
映画では生徒6人ほどの小学校でしたが、実際は礼文島には立派な小学校があって思ったより子供が多い印象でした。
映画内で吉永小百合は40歳と60歳の役を演じ、撮影当時65歳ぐらいなのに40歳を演じて違和感ないって・・・
吉永小百合の綺麗さに驚き!!
次の予定が詰まっているので、北のカナリアパークのカフェでソフトクリームを注文、急いでフェリーターミナルに戻ります。
|
晴れていたら利尻岳がドーン!!
 |
|
建物内
 |
|
バイクに乗って元地のDining Cafe 海へ。
キャンプ場のスタッフさんおすすめのDining Cafe海、漁師さん経営ということで他店より安くうに丼が食べられる!HP情報だと14:00までの営業のため、急いでやってきました(実際は14:30までだった)
オサレな店内でしたが、地元のお子さん連れママたちがいたので、我々はテラス席へ。
横に海、バックに地蔵岩を眺めながらうに丼を食べました。ウニはあんまり好きでなかったけれど、それは新鮮なウニを食べていなかったから! 最近北海道によく来るようになってウニの美味しさを知りました。
キャンプ場のスタッフさんおすすめのほっけバーガーも食べました。ほっけバーガーは想定以上に美味しかった!!
|
2,500円でうに丼!!
 |
|
ほっけバーガー
 |
|
バイクで、元地から桃台猫台展望台へ移動。
写真は猫台が真ん中に浮かんでいる方向ですが、左手の桃台につながる崖は圧巻です!!
|
桃台猫台展望台
 |
|
久種湖キャンプ場
 |
|
桃台猫台展望台より今度は一気に北上し、久種湖キャンプ場へ。
ここはツーリングしている人たちに人気のキャンプ場。
北海道ナンバーはもちろん、道外ナンバーも。
ただコロナ影響で、ここのキャンプ場も空いています。
あまりにの人の少なさに、帰りのフェリーで「昨日、久種湖に遊びに来てましたよね?」と声かけられました。旅人が少ないため、お互い面が割れています(笑)
|
島の北にある礼文空港へ。
飛行機は飛んでないのに、何で道にロープしてないの?と思ったら、急患搬送がある場合にこの空港を使うらしい。でも滑走路のコンクリート割れ目から雑草が・・・
稚内〜礼文島の定期便は2003年3月31日をもって運航廃止。フェリーが出なかったときに陸の孤島になるから・・・と島民は空港を熱望していたが、この風の影響を受ける場所だと飛行機無理でしょう・・・という立地。
|
礼文空港(休止中)
 |
|
この3日間滞在で、一番良く見えた利尻岳
 |
|
礼文空港から我がキャンプ場に帰る途中、
やっと利尻岳が見えました!
でも相変わらず、全容は見せてくれない(泣)
去年と合わせて通算1週間、結局どこかしらに雲がかかっていて、全容は見ることができませんでした・・・
|
3日目は大忙し、これから釣りです。今夜の晩御飯ゲットしないと!!
ツトちゃんYouTubeでリサーチ済、釣り人が少ないので礼文島はどこでも釣れるとのこと。さや吉は初心者なので、気持ち悪いウニウニ動く釣り餌でなく、赤い色付けされたイカの切り身を用意してくれました。
テトラポットの隙間に魚が隠れているとのことで、穴釣り開始。山の岩歩きは得意だけど、釣り竿で片手がふさがれた状態でテトラポット上を移動するのは滑りそうで怖い!!
どのくらい釣りしてたんだろう・・・ 必死過ぎて覚えていない。ちっちゃいのは何匹かリリースして、食べる分だけ持って帰りました。
ハチガラ(オウゴンムラソイ)とガヤ(エゾメバル)をゲット。ツトちゃんが、この他に30センチぐらいのウツボみたいな、でも歯は鋭くないヌルヌルした魚を釣り上げました。キャンプ場のまな板の上まで載せましたが、アプリを使っても判別できない得体のしれないお魚が何だか怖くなりリリースすることに。ちゃんと元気に海に帰って行きました。君の名は?
|
今日の釣果、ガヤ2尾とハチガラ1尾
 |
|
とうもろこしも焼きました
 |
|
礼文島で出会ったお花たち
礼文島では春から夏にかけて、約300種類の高山植物が咲き誇るそう。
全部で何種類見たんだろう?見落としたお花もたくさんはるはず。
礼文島固有種で有名なのは、レブンアツモリソウとレブンウスユキソウ。レブンアツモリソウは開花時期が5月下旬〜6月中旬で、やはり見られませんでした。レブンウスユキソウは群生地でなく、桃岩展望台〜元地灯台で見ることができました。
レンジャーのおじさんが言っていたけれど、クマザサの生命力が強くて高山植物が負けないように、クマザサを鎌で刈っているとのこと。人の手入れがあってこそ、きれいな高山植物が咲いていることを知りました。
他にも礼文島固有種はレブンキンバイソウ等あるみたいだけど、今回黄色いお花はエゾカンゾウ(ニッコウキスゲに似たお花)以外、見ませんでした。
|
エゾカワラナデシコ、 はまなす
 |
 |
|
レブンシオガマ、エゾニュウ
 |
 |
|
レブンソウ、君の名は?
 |
 |
|
君の名は?
 |
 |
|
君の名は?
 |
 |
|
君の名は?
 |
 |
|
滞在4日目
今日は朝のフェリーで稚内に移動、その後弾丸ドライブで新千歳空港へ。稚内→留萌まで海岸沿いを下道で。途中、初山別村のみさき台公園に立ち寄ると利尻岳が見えました。この公園はキャンプ場になっていて、絶好のロケーション!天文台になっていて、星空も最高なんだろうなぁ〜。いつか泊まってみたい。
|
晴れたけどやっぱり雲隠れしてる利尻岳
 |
|
新型コロナウィルスの影響で、3月の実家への帰省以来の旅でした。
旅行好きなのでこの4か月間、遠出ができなかったのはつらかったです。
旅行できずにストレスが溜まっていたのか、平日帰宅後時間は余っているのに何もできませんでした・・・。
礼文島に行った後はリフレッシュできたのか、掃除をしたりランニングする余裕ができました。旅って大事。
今回の教訓: 旅は出会いだけじゃない、心の安定剤
|