槍ヶ岳 (3,180m)

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■行程

富士山が日本の山の象徴的な存在とするなら、槍ヶ岳は、日本アルプスを代表する山といえる。
天高く、鋭くそびえる姿は、北アルプスのどの地域からも指摘することができ、登山者なら、誰もが一度は訪れたい山である。
「アルプス一万尺、小槍の上で、アルペン踊りを…」の「小槍」は、槍ヶ岳の小槍だとTVで言ってた。(プチ情報)

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交通(マイカー)

東京(高井戸)
 ↓ 中央・長野自動車道(207.9km)
松本IC
 ↓ 国道158号線(35km)
沢渡
 ↓ 松本電鉄バス(30分)
上高地

登山レベル

技術レベル:●●●
体力レベル:●●●
日程    :1泊2日

 2006年10月07日 上高地(8:20)〜明神(9:00)〜徳沢(9:45)〜横尾(10:45)〜一ノ俣(11:45)〜槍沢ロッジ(14:00)
 2006年10月08日 槍沢ロッジ(6:30)〜水俣乗越分岐(7:40)〜横尾(10:50)〜徳沢(12:00)〜上高地(13:30)


「槍ヶ岳」と言えば登山する人にとっては憧れの山だが、「危険度高し、体力かなり必要」と聞いていて、いつ行くか、様子を伺っていた山だった。夏〜秋にかけて長距離マゾ登山を何度かこなしたし、10月の3連休、これ以上遅くなると雪が心配のため、ついに目指すことに!
金曜26時出発。さや吉は飲み会の後、2時間だけ睡眠。「どうせ車で寝るんでしょ〜」とたらんたんに言われ、お言葉に甘えて、ドライブ後半の記憶がございません(笑)


駐車場には6時ごろ到着。

シーズン終わりのせいか、空いている。穂高を登った経験から、何となく余裕あり。前回穂高岳を下山中、滑落現場に居合わせ、頭から血を流したおじさんを思い出し、一人1000円の山岳保険に迷うことなく加入する。保険に加入せずにヘリ呼ぶと、1回数百万ですよ〜

第1チェックポイント明神橋到着。

ここまでは徒歩1時間なので、登山靴でない観光客にもよく出会う。野性のサルが出てきたときは宿のおっさんが「サルに無理に近づいて写真撮ったり、エサやっちゃ、だめですからね!」と、かなりヒステリックに怒っていた。私は「叫ぶおっさん」にカメラを向けたい。

9:00 明神

第2チェックポイント徳沢に到着。
テントがカラフルでかわいい。宿もそばにあるので、買い物もできる。初心者テント泊まりにはいいポイントだ。



第3チェックポイント横尾到着。
ここは穂高岳と槍ヶ岳の分岐点。女子トイレは激混み。時間がもったいないのか、女性はおにぎりを食べながら列に並んでいる。そこまでしたくないので、がまん、がまん。


脇には梓川の源流が流れ、せせらぎが心地よい。
この辺りから、紅葉が始まる。もっと上に行くと紅葉が更に進んで、きれいに違いない。

槍沢ロッジに到着。

あれ、何か様子が変。人がたくさんいるなぁ。今日目指すは、更に上の槍岳山荘。少し歩くと、山小屋のスタッフに止められる。

「あの〜、どこまで行かれます?」
「槍岳山荘です。」
「上は吹雪で、槍岳山荘のスタッフになるべく人を上げるな、と言われています。ホワイトアウトでかなり危険です。」
「え〜っ!!どうしよう・・・」


私たちの後ろにいたパーティも、行き先を聞かれた。彼らはテント組で、ここから30分のテント場は問題ないらしく、止められることなく、どんどん進んで行った。
この槍沢ロッヂは、きっと今夜激混みになるだろう。私たちのような上を目指す者と、元々ここに泊まる者、まるで前回の富士山の山小屋状態だろう・・・せっかく上高地まで来たんだし、行けるところまで、進みたいところだ・・・しかし、途中に山小屋はない。
今朝ここに泊まったという人が、戻って来た。

「いや〜、もう吹雪がひどくて先が全く見えないし、体温は奪われるし、もう無理だと思って、引き返してきました。」

そんな登山客に、スタッフが言った。

「正しい判断だと思いますよ。お帰りなさいませ。」


このとき、ハッとした。体力的に自信のある二人でも、雪の経験はない。そして命の危険を感じたときに、果たして、正しい判断ができるのだろうか?!諦めることにも勇気が必要だ。特に、山という自然が相手だから・・・「危険を冒してまで上を目指す必要はない」ということで、槍沢ロッヂに泊まることにした。


予想通り、激混み。富士山と同じ状態で、布団1枚に二人で寝る。宿のスタッフに割り振られた関係で、さや吉とたらんたんは、他人と布団を共有することに。たらんたんは、同じ布団のおじさんから、オナラ洗礼をたくさん受けたらしい(哀)

翌朝、天気が回復したら槍が見えるところまで行くつもりだったが、願いは天まで届かず・・・目指す方向の山には、な、な、なんと、雪が・・・まだ10月上旬ですよ!!!
「槍が見えるところまで」から「歩けるところまで」に予定を変更し、歩き始める。



歩き始めて30分、お〜紅葉がきれい!・・・と思ったら、もうここはスキー場?!さらに数十分歩くと、雪が積もり始めた。
靴が滑り始め、身の危険を感じ、下山することに・・・むむむむむ。



下界に戻ってきた。
青空が広がり、こんなにいい天気なのに・・・雪で下山を余儀なくされた数時間前が、遠い昔のよう・・・槍ヶ岳ではないが、梓川を挟んですぐ右手に、雪化粧した明神岳が見られる。昨日の朝、ここを通ったとき雪は見られなかったのに・・・


帰ってきた翌日、この週末にたくさんの方が穂高や白馬岳で命を失ったと聞いた。
東京は天気がよかったのに、長野から北にかけて低気圧が居座っていたため、天気が荒れ模様だったらしい。出発する前、長野の予報は、雨とも雪とも言われていなかったのに・・・山の天気は全くわからない。今回の登山で、「諦める勇気」を教わった。次回は、紅葉登山をして雪に阻まれるのがイヤなので、真夏の登山を目指す!


【最近のたらんたん】
 久しぶりに残業100時間突破しそうな勢いだ!!

 近くのスーパー銭湯の「高濃度炭酸泉」がお気に入りな37歳、テニスがしてぇ〜!!

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