薬師岳 (2,926m)

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■行程

薬師岳は北アルプス北部と南部を結ぶ位置にあり、剱・立山連峰から三俣蓮華岳を結ぶ長大な稜線の中核部に位置する。
危険な個所は少なく、北アルプスの入門にふさわしい。


交通(バス・電車)

東京
 ↓ 関越・上信越・北陸道
立山IC
 ↓ 県道・有料林道
折立

登山レベル

技術レベル:●●○
体力レベル:●●●
日程    :3泊4日(薬師・水晶・鷲羽縦走)

 2013年08月11日 折立(8:00)〜太郎平小屋(11:35)〜薬師峠キャンプ場(12:10)
 2013年08月12日 薬師峠キャンプ場(4:10)〜薬師岳山頂(5:50)〜薬師峠キャンプ場(7:30)〜薬師沢小屋(10:35) 〜
             雲の平山荘(14:00)〜雲の平キャンプ場(14:30)
 2013年08月13日 雲の平キャンプ場(5:30)〜ワリモ北分岐(7:25)〜水晶岳山頂(8:45)〜鷲羽岳山頂(11:00) 〜
             三俣山荘(12:10)〜双六キャンプ場(15:05)
 2013年08月14日 双六キャンプ場(5:00)〜鏡平山荘(6:40)〜ワサビ平小屋(9:05)〜新穂高温泉(10:10)


さや吉はメーカー勤務で2013年の夏休みは9連休!
たらんたんの会社の夏休みは一斉休暇でないため、さや吉はソロテント計画を立てました。お盆の公共交通機関予約はなかなか大変なため、7月海の日連休の北海道山旅と平行して、計画を立てました。

山友のりゅうさんに「富山行き夜行バスは、○○バスが3列独立シートで快適ですよ!」と教えてもらい、予約解禁日9:00に仕事を抜け出し、携帯からリダイアル、リダイアル・・・87回目にやっと繋がり、富山行き夜行バスと、富山→折立行き登山バスの予約を無事ゲット♪

りゅうさんのお陰で、快適な夜行バス旅ができました。「水曜どうでしょう」のミスターと大泉洋に教えてあげたい。


富山駅で折立行きバスを待っていると、山男(やまだん)2人に

「一緒にタクシーで行きませんか?」

と声をかけられました。
バスを予約している旨を伝えましたが、なかなか人が集まらない様子で、またタクシーだと1時間早く到着するというのも魅力だったので、一緒にタクシーで行くことに。

途中、コンビニにも寄ってくれて、予定通り到着も1時間早く、8:00に登山口を出発!ラッキーでした。

今回は体力と天気次第、日本では最長の4泊5日!(過去に、カヌー下りだけど、カナダのユーコン川で13泊14日を経験済)

先月、北海道2泊3日完歩して調子に乗ってるさや吉、北海道の失敗は写真を撮りまくって電池が無くなりかけたので、今回は初めから写真をセーブ。
でも渋滞があまりにひどく、暇で1枚パチリ。

ここは紅葉の涸沢カールか?はたまた世界文化遺産登録後の富士山か・・・?何でもこの前には、45名の学生さんの団体様がいるらしい・・・

 
三角点に到着。
ここから開けた登山道と樹林帯が交互に。

途中、整備された石畳を2回ほど歩きました。左手に薬師岳が見えて景色は最高なのですが、き、きつい・・・

今回は縦走では過去最高の4泊5日(プラス1食分)の食糧を持ち、ソロテントのため18キロ越え・・・ビールなどのお酒類、一切持っていないんですけどー

11:35、太郎平小屋に到着。

ここで薬師岳を見ながら、名物のラーメンを食べました。何か不思議な辛い山菜が・・・。でも美味しい。体が塩分を欲している!スープを飲み干したい気分でしたが、喉が渇くので止めておきました。

どうやらここで登山届を出さないといけなかったらしいのですが、すっかり忘れてました(汗)

 
テン場が混んでいるという情報だったので、ラーメンを食べてすぐに薬師峠キャンプ場へ。

太郎平から木道を歩くこと15分、12:10到着で、平らで黒部五郎岳が見えるなかなかいい場所をゲットできました。

さて、テント張り終わって13:00、まだ時間あるから薬師岳ピストンするか・・・でも明日天気が良さそうだし、山の定説では朝の方が山はきれいに見えるし・・・やっぱり、今日はゆっくりしようっと。

すると、な、なんと同じ会社の財務部Tさんとバッタリ!
しかも奥さまともお会いすることができました。こんなにテントがある中、知り合いに会えるなんて奇跡です。

写真は水場です。豊富な水量です。トイレも水場もテン場から近くて、なかなかいいキャンプ場でした。

 
今日の夕飯です。
隣の隣のテントの山男がカレーを食べていて、思わず私もカレーにしました。今後数日間、生野菜が食べれないので、プチトマト持参。

あ、今回カーミットは夏ということで、お祭り用はっぴを着せてみました♪

涸沢テント村ならぬ、薬師峠テント村!!
結構、混み混みです。

先ほど45名の学生の団体さんがいると言いましたが、どうやらその他にも何校か学生さんの団体があって、ラジオからの気象情報で、天気予想図をみんなで書いていたのは、何だか微笑ましい・・・私も中学時代、そんな勉強をしたなぁ・・・

 
翌朝・・・

朝3:00起床。周りのテントは動きなし。でも小屋近くのテントは何か騒がしい!!
学生パーティーを始め、既に出発している!

さや吉も慌てて、4:10、暗い中、薬師岳に出発!

最初、靴を濡らすほどでもないですが、沢を上がって行きます。暗闇で前に人がいないので不安・・・でも数人追い越し、沢道が終わったころ、学生パーティーに追いつきました。

普段は騒がしい学生さん、この暗闇の中ではうれしい!!眼下には雲海が。

薬師平到着。

「あれ、薬師岳の山頂ですか?」とすれ違った人に聞くと、
「まだ先で見えないよ」と言われ、ガックリ。え、まだ先ってどこ・・・?

 
頂上近くの避難小屋までの登りは冷たい風が吹き、高い山に来たことを実感。

今回、荷物はテントに置いてきたので身軽だけど、慎重に登って行きます。

5:50、薬師岳山頂到着!
360度、遮るものなし!快晴です。

富士山は見えませんでしたが、立山、槍ヶ岳、乗鞍、八ヶ岳、白山・・・何でも見えた気がする!

岐阜から来たおじさま達のパーティーが、山の名前をいろいろ教えてくれました。

 
薬師岳からテン場に戻る途中、会社のTさん夫妻にまた会うことができました。今日の行き先をまだ決めていない模様。

テン場に戻ると、昨日富山から折立までタクシーでご一緒したNさんとKさんと再会、写真を撮ることができました。
なんでも昨日は荷物が30キロ越えで、こちらへの到着が遅れたとのこと。今日もこのテン場にもう1泊とのことで、いい場所にお引っ越し中でした。

お互いの旅の無事を祈り、お別れしました。
またどこかで会えるといいね。

8:30、薬師峠キャンプ場を出発。太郎平に向かっている途中ヘリが来て、最初食糧用かと思ったのですが、病人(ケガ人?)を運んで行きました。今回ソロなので、なおさら気が引き締まりました。

過信は厳禁、無事に下山しないと・・・

 
太郎平小屋からどんどん下って行きます。
これだけ下るということはまた登りがある訳でもったいない・・・反対側から登って来る人が息を切らしていて、気の毒です。

「この下りはまだまだ続くんですか?!」

と聞くと、

「はい、これでもかって程下りますよ〜。でも下には涼しい沢が待っているからがんばって!」

と逆に励まされました。

10:35、薬師沢小屋に到着!
沢沿いに建つ薬師沢小屋の水をがぶ飲みしちゃいました。
ずっと下りだったけれど、暑さのせいか喉がカラカラ。ここの水は冷たくて、全4日間でいちばんおいしかった!

ここから雲の平まで急登の始まり。樹林帯の中、ずっと登りが続きます。辛いけれど、一旦休むと休み癖がつくのでなるべく休まないよう、上を見上げるとウンザリするので、ちょっと上を見る程度で黙々と登っていきました。
途中、反対側から来た山ガールに「この急登はずっと続くんですか?」と聞くと、
「えぇ・・・でも、上は天国みたいな世界が広がってますから!」どんな天国が待っているのか・・・?俄然やる気になりました。

 
やっと雲の平に到着!
アラスカ庭園?!「どの辺がアラスカ・・・?!」
と突っ込みたくなりましたが、雲の平には、他にもギリシャ庭園やスイス庭園など名前がついています。

右手に三俣蓮華岳、左手に今朝登った薬師岳、正面には赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳・・・ワクワクするなぁ。

嬉しくて・・・
カーミット、歓喜の踊り♪
14:00、雲の平山荘到着!
高原の中のかわいい建物。ここの水場は雨水利用で、
「なるべく、テント場の水場か、アルプス(だったかな?)庭園の水場をご利用下さい」
との張り紙がしてありました。ここも水不足かぁ・・・

ここで幕営料を払います。
雲の平の木道手前ぐらいから同じペースで歩いた山男と一緒に三ツ矢サイダーを飲みながら、またまた山のことを教えてもらいました。情報大事。

 
コバイケイソウの群生。
なんでも今年は10年に一度の当たり年だそうです。

真ん中が両性の花で、周りは雄花。こんなにかわいい花ですが毒性で、誤食すると(誤食することはないと思いますが)嘔吐やけいれんを起こし、重篤な場合は死に至るそうです。

14:30、雲の平キャンプ場に到着。
う〜ん、やっぱり混んでるなぁ。
場所は広いけれど、平らなところがない・・・石がゴロゴロしてたり、斜めだったり。この辺りは水場近くのため、下が濡れていたり・・・みんなザックを背負ったまま、ウロウロしています。

テント2つ設営できる場所の片方が空いていたので、「ここ、空いてますか?」とダメもとで聞いてみたところ、空いているとのこと。ラッキー☆

ここでもまた、会社の企画部のKさんと会えました。Kさんは同じ日程で反対側から山に入ることは事前に聞いていたのですが、これだけ広いテン場で会えるとは・・・

 
昨日、隣の隣のテントカレーを食べていた山男を発見!
「一緒にご飯、食べましょう!」ということになり、今日の隣のテントの山男と3人でご飯。
いつもの通り、それぞれの山の経験話で盛り上がり、最後に「写真、撮りましょう」となって、最後の最後で名前を聞いて・・・。
Tくん、Hくん、またどこかの山で会えるといいね♪

この日、ペルシウス座流星群のピーク日。毎年夏にこの流星群はあるそうですが、今年は月が早い時間に沈むため、暗い夜空に流れ星がたくさん見えるそうです。昨日も普通にたくさん流れ星を見たけれど、今日はどうかな? 
何度か満天の星空を見上げたところ、一度だけ、ピカッとどの星より輝いた後にシューッと流れていく星を見ることができ、当たり年を実感♪


あ、お花ですが、夏のお花は終わった感じでした。先月の北海道の方がきれいだったな。

水晶岳、鷲羽岳に続く・・・

【教訓】
 反対側から来る人に「あと、どれくらいですか?」と聞くと、
「あと○分ぐらいでまだまだだけど、その後に○○が待っているからがんばって!」と、
励ましてくれる。

 真実をしっかり言って、その後逆説を使って励ましてくれる。みんな優しいよなぁ・・・私も聞かれたら、そう答えようっと。


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