空木岳 (2,864m)

menu


■行程

中央アルプス高山帯のほぼ中央に座る空木岳は、中央アルプス三大岩峰のひとつ。どこからアプローチしても結構な距離です。

交通(バス・電車)

新宿
 ↓ 中央本線特急・飯田線
駒ヶ根
 ↓ 登山バス・ロープウェイ
千畳敷

登山レベル

技術レベル:●●●
体力レベル:●●●
日程    :2泊3日(木曽駒ケ岳・空木岳縦走)

 2015年09月19日 千畳敷(14:00)〜頂上山荘(15:00)〜木曽駒ケ岳(16:00)
 2015年09月20日 頂上山荘(6:00)〜宝剣岳山頂(6:45)〜木曽殿山荘(14:20)〜空木岳山頂(16:00)〜避難小屋(18:00)
 2015年09月21日 空木岳避難小屋(6:00)〜池山小屋分岐水場(9:10)〜林道終点(10:10)


高校時代の友人を介してSNSで知り合った関西在住のみどりさんと、シルバーウィークは山に行くことになりました。
今年のSWは5連休!さてどこに行こうか?
以前SNSを通して知り合った山友達の写真で読売新道に行きたくなり、みどりさんに話したところ、みどりさんの山友達から
「え〜、あそこは二度と行きたくない」のオンパレード。え、行程が長いのは知っているけれど、そんなに面白くないところなの?!私が行きたいと思っていたところは長い行程のほんの一部で、アクセス大変、樹林帯の道は長く相当疲れるらしい。
しかも渡し船の時間を考慮せねばならず、日の短い9月に行くのはどうしたものか・・・

公共交通機関で行こうとバス予約を試みたけれど連休初日朝着のバスは発売開始から30分で完売。
山の神様のお告げ?諦めがつきました。

さてさて、本当にどこに行こう?・・・関西と関東からアクセスできるところ・・・、ということで中央アルプス?空木岳だけではもの足りないので、木曽駒ケ岳との縦走に決定!


中央本線特急あずさで岡谷まで行き、在来線で駒ヶ根駅11:00着。駒ヶ根駅でみどりさんに拾ってもらい、菅の台駐車場へ。ロープウェイで一気に標高1,600mのしらび平へ。

残念ながらガスってます・・・14:00だし、仕方ないか。

14:55、乗越浄土到着。後ろに見えるのは木曽駒ケ岳。こんなに楽に行ける百名山も珍しい。さや吉は6年前にたらんたんともりぞうと登頂していて、二度目の木曽駒ケ岳です。

ロープウェイで一気に高度を上げたせいか、みどりさんは高山病に・・・

 

15:00テン場の山頂山荘着。ちょっと斜めっているところにテント設営。
テントはお一人様900円と言われ「高っ!!」と思いましたが水代・トイレ代込とのことで納得です。

テント設営後、手ぶらで木曽駒ケ岳山頂へ。ガスが・・・テン場のある南側は眺望ありだけど、北側は全くなしでした。



さや吉邸で夕ごはん。
こないだあゆみちゃんたちと赤石岳行った時、永谷園の麻婆春雨が美味しかったので、今回持ってきました。疲れて食欲のなくてもツルリと食べられます。


翌朝、まずは宝剣岳へ。前回来たのに、すっかり忘れてる・・・後でこのHPを見返して思い出しました(笑)登りと下りで大渋滞でした。でも今日は朝が早いので大丈夫。

宝剣岳から極楽平まで結構な下り!テントを背負った今回はかなり慎重に行きました。小屋の前より聖岳。

 
7:35極楽平到着。ここは千畳敷カールから直接上がって来れるのね〜
極楽はここまで(宝剣からの下りはきつかったけれど)。
ここから、島田娘の頭、濁沢大峰、檜尾岳・熊沢岳・東川岳、木曽殿山荘までに5つのピーク越が待っている・・・(泣)

同じ方向を目指す登山客と話をすると、みんな駒峰ヒュッテ(定員32人)か空木岳避難小屋を狙っている様子。やっぱり混むんだろうなぁ。駒峰ヒュッテのHPをチェックしたところ「相当な混雑が予想されます」と書いてあり、宿泊を断ることはしないだろうけど快適ではないよなぁ・・・

5つのピーク越え、参りました!
北アルプスほど登山客がいないため、前を歩く人は少ないし、登山道を示すマークは消えかかっているし・・・特に垂直に登らなければならないところで足の踏み場が見つからず、タイムロス。
また、「やっと登った!」と思ったら、その脇に楽なルートが見つかったり。
熊沢岳の手前だったか?1か所リーチの短いさや吉ではどうすることもできず、みどりさんに引っ張って上がる箇所がありました。ここ、ソロでは絶対来れない!!!

ピーク越えは辛かったけれど、紅葉が進んでいて心和みました。千畳敷では黄色の紅葉でしたが、この地帯は赤やオレンジもあって色鮮やか。

 
14:15、木曽殿山荘到着。

ここで泊まれたら、どんなに楽なことか・・・ 
1週間前、みどりさんが電話したところ「無理です、日程変えて来て下さい。」ピシャリと断られたそうで・・・もう少し言葉選んで断って欲しいです、客商売なんだし・・・

そういえば、お昼食べてないですね、私たち・・・
もう遅いですから行きますか。ウィダーinゼリーでエネルギー補給して出発。

登りはマイペース優先、先行きます!
恒例の20倍ズームの力!
15:30、第一ピークに到着。
第一ピークってことは、第二、第三があるってことよね・・・?!

反対側から来た登山者に
「あれが第二ですか?」
と聞いたところ、
「ふふふ、見えないです。あの岩の向こう側です・・・」

な、なんですと?!

16:10、意外と早く空木岳山頂到着!
人間不思議なもので、「まだまだ先は長い」と思って歩くと案外あっさり到着してしまう。「もうすぐ」って思って歩くと遠いのよね。

熊沢岳辺りから、関西から来たオレンジリュックのおじさんペアと抜きつ抜かれつつ。お互い励まし合いながら登りました。

 
ヒュッテ、小屋、どっちに泊まる?
いろいろ考えを巡らせながら下って行きます。

ヒュッテに到着。みどりさん、とりあえずビールを買う(笑)
このヒュッテの女性がとても感じが良かったです。こんな遅い時間に入って詰めてもらうのも申し訳ないし、宿泊代払うのもったいないし(今調べたら3500円だった・・・泊まっても良かった?(笑))、下の避難小屋を目指すことに。

避難小屋脇には沢が流れているとのですが、ペットボトルのお水を購入。1本200円は良心的。


さや吉、痛恨のミスに気づく。
避難小屋まで30分のはずなのにもう40分近く歩いている・・・
地図を広げてみると、ヒュッテ脇右の道を行かないと行けないのに左の道を下ってた!今から戻る?無理、無理、無理!もう17:00。ここは2人の意見が一致。みどりさんは「平なところあればビバークしよう」と平地を探しながら歩き始める。ビバーク経験のないさや吉。できればクマが出て来そうな登山道でなくて避難小屋に行きたいです・・・
みどりさんが「私たちの歩きペースは地図通り」と言っていたので、もう少し歩かせてもらうことに。

ありました、避難小屋に戻る分岐点!
みどりさん、ごめんなさい。結局30分ほど余計に歩かせてしまいました。


15分後の17:30、空木岳避難小屋に到着!
ほぼほぼ定員いっぱい・・・奥の方では既に寝ている方もいたのですが、外にいた年配の男性が小屋の中に入って行き「女性2人が到着です。また移動で申し訳ないのですが、女性2人で並んで入ってもらった方がいいので、あちら側にもう一度移っていただけますか?」と若い男性に声をかけて下さり、その若い男性も快諾してくれました。
こんな遅くに到着した迷惑な私たちになんて優しい・・・「お互いさまですから」とその仕切ってくれた男性の言葉が、そこにいた皆さんの優しさが心に沁み入りました。

さてここのヒュッテ、おばけが出るので有名です。
霊感のないさや吉でも何かを感じるのか???

 
翌朝・・・
昨日ガスっていた空は青空となり、きれいな紅葉が広がっています。こんなにきれいな紅葉が見れるとは思っていなかったのでビックリです。

そしておばけは・・・?
さや吉は昨夜よく眠れなかったのですが、それらしい体験はしませんでした。眠れなかった理由は、人の出入りが激しかったというのもあるのですが。みどりさんは物音を聞いたり、何かを見た訳ではないのですが、違和感はあったそうです。

6:00、避難小屋宿泊費協力金1000円を入れて出発!

この分岐点で写真を撮る学生さんがいたので声をかけてみると、なんとみどりさんの大学の後輩で、住んでいるところもかなり近いことが判明。昨夜の星空写真を見せてもらいました。星空の写真を繋げて動画にするとのこと。

昨夜眠れなかったので、私も外に出て星空眺めていれば良かったなぁ・・・

 
10:10、駐車場に到着。
この少し前の池山尾根水場で同じ方向に歩く登山者と「林道歩くの、イヤですよね・・・タクシー乗りませんか?」と声をかけました。
駐車場に到着して「これから電話します」と言ったところ、
既に電話してくれたとのこと。男性2人がそれぞれ電話して、運転手さんは2人だけを乗せようとしたのですが、交渉して私たちも乗せてもらいました。何でも林道はかなりの悪路で4人乗せると運転が大変とのこと。

昨日の避難小屋といい、今日のタクシーといい、多くの人の協力と優しさを感じた登山となりました。


【教訓】
 避難小屋 到着時間は お早目に

 17:30着は遅すぎました・・・夕飯終わって寝ている人、荷物を広げている人、全員に少しずつ詰めて頂き、スペースを作って頂き申し訳なかったです。


menu