鳳凰山 (2,840m)

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■行程

鳳凰山は、薬師岳・観音岳・地蔵岳の総称。なんてありがたい名前のお山たち!
 薬師岳は白砂の斜面に花崗岩が点在し、雲上の日本庭園と呼ばれている。この一帯の岩陰には、可愛さと逞しさを合わせ持つピンクや白のタカネビランジが咲いている。


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交通(電車・バス)

新宿
 ↓ JRスーパーあずさ号
甲府
 ↓ 山梨交通バス
夜叉神峠

登山レベル

技術レベル:●●○
体力レベル:●●○
日程    :1泊2日

 2012年08月16日 夜叉神峠登山口(10:30)〜夜叉神峠(11:20)〜苺平(14:20)〜南御室小屋(15:10)
 2012年08月17日 南御室小屋(2:45)→薬師岳(4:10)→観音岳(5:10)→鳳凰小屋(8:10)→青木鉱泉(12:00)


 この夏休み、たらんたんは仕事で忙しく、日帰り苗場山以外、どこにも一緒にお山に行けません。山が好きな友人に何人か声をかけたけれど、フラれました・・・やっぱりソロテントですかね・・・

百名山でなくて、テント泊ができて、公共交通機関でアクセスできるところ。そんなに山の知識がある訳でもなく、ネットで調べるガッツもなく・・・やはり日本百名山の中で探すことにしました。

以前から「行ってみたいな〜」と思っていたのは、去年、南アルプスに行った時、数回見えた鳳凰山のオベリスク。形が特徴的でどこからでも認識できるので、すごく気になっていました。アクセスを調べたら、公共交通機関で行けるではないですか!しかもそんなに遠くない!お金もそんなにかからない!←これ重要

今回さや吉の夏休みは9日連休。ソロで悪天候は悲しすぎるので、天気予報とにらめっこ。スーパーあずさ号にも乗りたくて空き状況を確認、8/16(木)-17(金)のスケジュールに決定☆


10:30、夜叉神峠登山口。
甲府駅からこの登山口へはバス移動。隣に座った山男(やまだん)に「どこまで行くんですか?」と聞かれ、自分のルートを説明。当初彼も同じルートを考えていたようですが、ソロテントデビューとのことで、もう少し楽なルートを考えていたようです。
しかし私が「だいじょうぶですよ〜」と言ったところ、考えが変わったらしく、同じルートで行くことに。

1時間ほど歩いて、夜叉神峠到着。天気がすごくいい!この日を選んで大正解!!

今日働いている人が多いといえど、お盆期間中。テン場の場所取りを急ぐか悩ましいところだけど、この先見晴らしがいいところはないとのことで、早めのランチを取ることに。同じバスに乗った人たちは先を急ぎます。

今日のランチは、サッポロ一番塩ラーメンにキャベツ・人参・しめじ・ハムを入れて♪

 
夜叉神峠を越えると、樹林帯の急登が待っております・・・
ラーメン食べておいて、良かった。食べていなかったらエネルギー不足だし、空腹からイライラしてそう・・・

ラーメンパワーで、同じバスだった人たちを何組か抜かして行きます。

杖立峠を越えて、山火事跡。次のポイント苺平(辻山)までは40分。天気が良ければ、北岳や富士山の眺望が・・・

あれ、さっきまで天気よかったぞ?!

 
14:20、苺平着。
名前はかわいいけれど、イチゴ要素は全くなく・・・

おひとりさま山ガール発見!「お一人ですか?」と声をかけてみました。荷物を見たら軽そうで、テントではなくツウェルト(ビバーク用の簡易テント)とのこと。ザックもフレームなしで軽いとか・・・荷物を軽くして、ツウェルト使いこなすなんて、達人っぽい!!

苺平を抜けて、南御室小屋テント場までの登山道。

本日のゴールまであと30分、足取り軽し。ここ鳳凰山は、最近行った苗場山や蝶が岳と比べて登山道が歩きやすい!さすが人気のコースです♪

 
山小屋も空いているみたい
日陰でTシャツ乾かず(泣)

14:45、南御室小屋に到着!

なんとここは、テント場から60m手前に「au通じます」の看板が・・・ 60m離れたところというのは、眼下に街が見える、樹木がない地点。障害物がない分、電波をキャッチ? 他の山小屋やテント場でドコモの人はよく会話しているのですが、auがOKなのは貴重です。(Softbankは論外、がんばれプラチナバンド!!)
おひとりさまだけど、やっぱり寂しいからたらんたんにメールしたり、Facebook投稿したり・・・


今日の夕ご飯は、アルファ米にフリーズドライのキムチスープの素を入れて、キムチチャーハン。それに、ランチの残りの野菜を焙煎胡麻スープに入れて。今回の山旅のテーマは「少しは女の子らしく」。なのに、ランチョンマット忘れた・・・代用として、ハンドタオルを敷いてみました。
ご飯を食べてまったりしていると、苺平で話しかけた山ガールが「明日どうします?」とやってきました。スマフォで明日の天気を見ると、曇り一時雨。天気が良ければ観音岳(ここから2時間)で朝日を眺めたいんだけど・・・

そんな話をしていると、隣のご夫婦から「良かったらコーヒーいかがですか?」とお誘いが。彼女とお呼ばれして、頂きました。その奥様のお話だと、甲府の夜景は、新日本三大夜景とのこと。俄然、見たくなってきた!!


翌朝・・・

空が白んでくるまで、写真はありません。だって何か、見たくないものが写っていたら怖いですから!!
昨夜のソロの山ガールと山男の話だと、2人とも天気が良ければ暗いうちにテントを撤収して朝日を見に行くとのこと。ヤマレコという登山投稿サイトにも「午前3時前には多くの人がテント撤収」と書いてあったのですが、今朝はどのテントも動きなし。でも隣のテントのイビキ(夫婦じゃない方の隣)がうるさくて、2時間おきに起こされる始末。1人で暗闇を歩くのは怖いけれど、満天の星空なので出発を決意!!

昨日のうちに、ガイドブックは読破、登山道の様子、コースタイムを頭の中に叩き込みました。
「新日本三大夜景とご来光を見たい」という気持ちは、私をここまでかきたてるとは。でもときどき、「林の中、ヘッドライトの先に幽霊が立っていて、「おいで、おいで」している図」が頭に浮かんで、背筋がゾクッと・・・でも出発した以上、前に進むしかない!立ち止まったら、恐怖に押しつぶされそう!!

推定3:30、砂払岳到着。いきなり山頂で広くなった・・・ え、道はどこ?赤い丸印を見つけて進むも、ときどき行き止まりとなり、引き返すこと、2〜3回。そうこうしているうちに、薬師岳小屋到着。何か動くものが・・・「?!」
・・・人でした。良かった〜。薬師小屋に泊まっている男性登山客で、満天の星空を眺めながらこれから行く登山道について聞いてみると、もう迷うことはないとのこと。情報は勇気に繋がります。元気も出てきて、再出発!


4:00薬師岳到着。到着時は真っ暗。
ここは「自然が作った庭園」と言われていて、確かに白い砂に岩がセンス良く並んでいる感じ。空が白んできて、気持ち的にも余裕が出て来てやっと写真を撮影。

この春リリースされた、Sony Cyber-shot。 いろんな撮影機能があるのですが、星空はこれが限界。一眼レフだったら、きれいに撮れるんだろうなぁ。でも重いし、まして腕がない(笑)

 
じゃ、じゃ〜ん。そしてこれが新日本三大夜景、甲府盆地。コンデジなので、画像に限界がありますが・・・

帰って調べたところ、正確には「笛吹川フルーツ公園から見る甲府盆地」だそうです。

ご来光目的地観音岳まで時間があるので、夜景を見ながらコーヒーを沸かして飲みました。ご来光はどこの山頂でも見られますが、夜景はなかなか見られません。さや吉、かなりご満悦♪

だいぶ明るくなってきました。

北岳はこんな感じ。中腹に少し、雲がかかっております。

 
遠くには富士山も見えて来ました。もう少し、雲が無くなるといいのだけれど・・・

だいぶ明るくなってきた、まずい日の出時刻が迫っている!!ご来光の目的地、観音岳に向けてGO!

タカネビランジ、石で囲われています!

まるでブーケのよう。濃いピンクとか、何色かありました。

 
目指す観音岳。

タカネビランジがたくさん咲いていて、撮影に気を取られ、ご来光に間に合うのか??急がねば。

5:10、観音岳に到着。

な、なんと、反対側から登って来る人もいなく、私しかいない!!とりあえずいちばん高い場所キープ!!

・・・と思ったら、5分後、学生グループが、反対側から登ってきました。間一髪!!

 
こんなちっちゃい富士山が・・・
また遊んでみた、20倍ズームの威力(笑)
キタ〜!!ご来光です。

雲があったため、日の出予定時刻より少し遅めのご登場。先ほど見えた甲府の街並みは雲に覆われて、何も見えません。

富士山と薬師岳。あれ、薬師岳で見た方が、富士山に近いから絵になるかも・・・?!
ま、まぁ、良しとしよう・・・(汗)

 
6;00、夜景とご来光、目的を達成したので朝食を取ることに。
プチトマトが女子っぽい、ハムチーズベーグルサンドとコーヒー。考えてみれば朝2時からこの4時間、何も食べてない・・・

いや〜、お腹も気持も大満足☆

7:10、鳳凰山のシンボル、オベリスク前にて。

昨日バスで知り合った山男(もうフリガナはいいか)に撮ってもらいました。どうやら彼はテン場を4:00過ぎに出発、ご来光は薬師岳にて拝んだそうです。

オベリスクのテッペンはどうなってんだろう??

あれ、さっきまで天気よかったぞ?!

 
オベリスク登頂をチャレンジした人とすれ違って話を聞いたところ、最後の約5mはザイルがないと登れないとのこと。さや吉、もう少し先まで行けましたが、たらんたんと一緒じゃないし、今日はここで勘弁してやろう。

次回待ってろよ、オベリスク!
(だから、行けないって!!)

カーミットも万歳して喜んでおります♪

オベリスクがあるところは地蔵岳という名前で、お地蔵様がたくさんあります。
 
これから鳳凰小屋に下ります。公園の砂場のような砂。

段ボールすべりで一気に下まで下りたい〜

下りだからいいようなものの、登って来る人は足を取られて大変そう。

8:00、鳳凰小屋に到着。ここもテント場あり。

滝が見れるということでドンドコ沢ルートで下るのは決定しているのだけれど、JR韮崎行きバスの時間を考えると急いで下るべきか、ゆっくり下るべきか・・・

12:15の次は、15:00青木鉱泉発。

 
五色ノ滝
白糸ノ滝
鳳凰ノ滝
南精進ノ滝

鳳凰ノ滝だけは、登山道より徒歩5分となっていて、ザックを下ろして行きました。「5分」と書いてあるけれど、ウソだ・・・
人があまり行かないのか、道は荒れ放題。歩いて行くと、前方にソロの山ガールが。滝のそばで会話を交わし、雨がポツポツ、バスの時間もあるので、先に出発しました。

青木鉱泉の道標が出てきました。来る時、獣道に青木鉱泉の道標はなかった!!正規の登山道に戻ってきたようです。しかし、私のザックはない!!どこ?!この地点より、上?!下?!

ザックのデポ地点に戻る途中、これから滝に向かうカップルと遭遇。彼らは上から私を見下ろしていた・・・私、明らかに下方向に進んでる!焦る気持ちを整理して、上方向へ進路修正。ありました〜、私のザック!!良かった〜!!この山旅でいちばんヒヤッとした出来事でした。

しばらく下って行くと、先に登山道に戻った私なのに、鳳凰ノ滝で出会った山ガールが前を歩いています。彼女は軽装でザックを担いでいたので、私が最初に出てパニックになった地点から登山道に戻ったようです。鳳凰ノ滝は、登山道からアクセスが2か所あるようなので、ザックをデポする方は要注意!!!でも左右両側から落ちてくる鳳凰ノ滝は、私はこの4つの滝の中でいちばん好きです♪


ゴールの青木鉱泉手前30分の地点で、雨が降ってきました・・・レインウェア出すの面倒だけど、出しますか・・・ カメラとiphoneをザックの奥深くに。
護岸工事地点からが意外に長かった。。。青木鉱泉に到着!
結局12:00に到着、15分で汗を流すのは無理なので、12:15のバスは諦め、ゆっくりお風呂に浸かりました。


今回のソロテントも大満足の山旅となりました。やはりいちばん印象的だったのは、暗闇登山です。ヘッドライトの予備電池を持っていたけれど、あの真っ暗な樹林帯の中で電池切れを起こしても手元が見えず、電池交換なんて絶対できなかった・・・ 今考えると、相方なしの暗闇登山は無謀でした。今考えるとゾッとする。。。電池切れなくて、本当に良かった〜


【教訓】
 山ガール、テントよりツウェルトがモテる!

 (ツウェルトを設営している彼女は、テン場で注目の的。いろんな人に声をかけられていました。
知っていて損はなし、私もツウェルトの設営の仕方、この機会に学べばよかった・・・)


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