幌尻岳(2,052m)

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■行程

狩勝峠付近から襟裳岬まで延々と鋭い稜線が続く日高山脈。北海道の背骨と呼ばれる山脈には、氷河期の名残を伝えるカールが大小20個以上数えられる。

交通(飛行機・車)
札幌
 ↓ 道央・日高自動車道
日高IC.

 ↓ 国道、県道
二岐沢出合

旅レベル

技術レベル:●●●
体力レベル:●●●
日程    :2泊3日

2018年7月27日 二岐沢出合駐車場(7:50)〜北戸鳶別岳(14:45)〜戸鳶別岳(16:40)〜七ツ沼カールキャンプ場(17:30)
2018年7月28日 七ツ沼カールキャンプ場(6:30)〜幌尻岳山頂(8:50)〜戸鳶別岳(11:10)〜北戸鳶別岳(12:50)〜駐車場(18:20)


百名山ハンターの中で難攻不落で有名な幌尻岳。札幌からわりと近い立地だけれど、山が奥深いためなかなか行くことができず、100座目にこの幌尻岳を登る人も多いという。
初日に林道歩きを20キロ、2日目日帰り登山、3日目林道歩き20キロ2泊3日が一般的な行程。以前、あゆみちゃんに「チロロ林道からなら、1泊2日で行けるよ」と言われ・・・
でもその
チロロ林道、2016年8月の台風で通行止め。2018年5月、ようやく林道の復旧作業が終わったとの情報。チロロ林道から行ってみますか!!

チロロ林道、入口
有休を取って、木曜夜に札幌入り。
ツトちゃんの車に乗り込み、日高町の道の駅で仮眠。

明るくなってチロロ林道を目指したのですが、道に迷い到着したのは7時過ぎ。金曜朝なのに、北海道なのに、10台の駐車スペースには結構車が停まっていました。

今日のコースタイムは、9時間ぐらい。
スタート遅いけれど、大丈夫か??


早速、本州ではあまりお目にかからない大きな蕗(フキ)の道。
登山者が少ないため、蕗は伸び放題。
まさか藪漕ぎは聞くけれど、
蕗漕ぎの経験は初めて。

たまたま足を滑らせて転んだところに、
吊る下げタイプの蚊取り線香が落ちているのを発見。
ツトちゃんのザックにぶら下げて歩き始める。
でっかい蕗(ふき)の道を行く
沢沿いの道
蕗の道を抜けると沢沿いの道が始まります。
下りて来る登山客のお兄さんと話すと「テープがあるので道迷いもないですよ」と言われたけれど、
あんまり濡れたくないので、沢の右側を歩くのか左側を歩くのか?結構悩みました。

沢靴履いていたら、ジャブジャブ行けるんだけどね・・・


沢から樹林帯に入る辺りで、ツトちゃんに異常事態発生!
何でも体調が悪く、足が上がらなくなったらしい・・・登山道の真ん中で休憩をし、何とか
トッタの泉に到着。

今回のルートで唯一の水場。
キャンプ予定地の七ツ沼は雪渓があるけれど、どの程度雪が残っているか不明のためここでなるべく多くの水を汲むことに。
トッタの泉、水はチョロチョロ
稜線出たけれど、無風で暑すぎる・・・
長い樹林帯を抜け、やっと稜線に。
樹林帯を抜ければ、さわやかな風を受け涼しい稜線歩き・・・と思ったら、この日は無風。
北海道なのに暑すぎる!
札幌在住のツトちゃんは暑さにめっぽう弱く、バテバテ。お水をガブガブ飲んで、汗ダラダラ。
お水の飲みすぎが悪いのか、汗をかきすぎる体調が悪いのか・・・ニワトリが先か卵が先か状態(笑)


お花畑とツトちゃん
クマいないかな〜、遠くからなら見てみたい

ヌカビラ岳付近で、前を歩く女性2人組を発見。「蚊取り線香、落としてないですか?」と聞くと、「それ私のです〜。ありがとうございます!」と言われました。どうやらサングラスも落としたそうで・・・。それは見つけられませんでした!!
北戸鳶別岳山頂
14:45、北戸鳶別岳到着。
やっと、やっと着いた。。。

左の写真、赤い↓が
次の目標、戸鳶別岳。
コースタイムは1時間10分。

むむ、その前にひと山超えるぞ。
本当に1時間ちょっとであそこまで着くのか??

振り返って30倍ズームで拡大すると・・・
さっきの北戸鳶別岳の山頂テントが見えた!
やっぱりコースタイムがおかしい!
2時間かかって、やっと、やっと着いた戸鳶別岳。。。

北海道あるある、目標物見えるけれど、なかなか着かない・・・


さぁ、あとはキャンプ場まで下るだけ!!
戸鳶別岳山頂
七ツ沼に向かっていくと・・・
鹿さんたちがお出迎え♪
砂地のキャンプ場
17:30、七ツ沼キャンプ場到着。
北戸鳶別岳を超えたところで、10代の息子さんとお父さんの親子に遭遇。「クマが出て引き返したんですか?!」と聞いたところ、日帰りで帰るところだそう。(この時間で大丈夫か?!)
「七ツ沼にクマの気配は感じなかった」とのことだけれど、地図には
「クマ注意」の表記。

水場が近いので、虫が凄かった・・・

今夜このキャンプ場は私たちだけ、貸し切り状態。
心配していた水だけれど、雪渓が残っていて何とか確保できました。
でも本当にチョロチョロで、北海道在住のツトちゃん曰く、もうすぐ枯れてしまうとのこと。

トイレ問題もそうだけれど、山小屋やキャンプ場で水場やトイレがあるということはとても幸せなこと。北海道は水は自分で運ばないといけないし、携帯トイレをもっていかないといけないし・・・

本州の整備された登山道のありがたみを実感しました。
水を汲むツトちゃん
今宵は満月
月明りの七ツ沼カール

星空写真撮影を楽しみにしていたけれど、今夜は満月。
満点の星空を撮影しようと思っていてがっかりしていたら、「満月は満月で月明りの写真が撮れるよ〜」と教えてもらいました。
ふむふむ、コンデジだとこんな感じだけれど、一眼レフだともっとすごい写真が撮れそうだ!
(実際は水も担いで、一眼レフ持って・・・は、ちょっと無理〜!!)

モルゲンロート
朝日は赤から白に

翌朝・・・今日も快晴!!
今日はカールを上がってテントをデポし、幌尻岳山頂へ。
本当はゆっくりしていたいけれど、何せ今日のコースタイムは12時間!
5時に起きたけれど、出発は6:30。

これ?
うわ、マジか?!

稜線に戻る(上がる)道について、道が不明瞭のため私は下りてきた道を戻りたかったけれど、ツトちゃんは幌尻岳に近い破線の道を行こうという・・・
途中ロストして引き返すの、嫌なんですけれど・・・
GPS頼りにツトちゃんが先頭を行く。
まさか、あのザレザレした道でないよね?!
うわ、マジかっ


ザレザレを登った後、ハイマツ漕ぎが・・・
先頭を行くツトちゃん、どうやらロストしたらしい。GPSを見ると、あと5mぐらい。元来たザレ道を下るなんて、危なくて絶対いや!
人生初の、登山道でないところでハイマツ漕ぎ。
ハイマツに逆らって進むのって本当に大変・・・
でも何とか突破して、稜線に出れました。

ハイマツ漕ぎがこんなに大変だとは・・・ 
咲き乱れるお花たち

稜線ついて登り切ると視界が広がりました。

やばい、想像以上に山は大きく、山頂はまだまだ先のよう・・・
いったいいつになったら、山頂にたどり着けるのか?!

8:50、幌尻岳山頂に到着。
やっぱり時間がかかった。。。1時間半のコースタイムが2時間20分・・・

百名山88座目なので、88の一文字を作りました。ツトちゃん、照れて足が曲がってない!!
人文字で88座
来月登る阿寒岳が見えた
エサオマントッタベツ岳?山が深いなぁ〜
七ツ沼
さぁ、帰りますか!
この景色も見納め。
名残惜しいなぁ・・・。


あとは下山のみなんだけれど、やはり道のりは遠い・・・昨日よりは朝なので涼しいけれど、水も心細くなってきて、早くトッタの泉で冷たい水が飲みたい!!

トッタの泉で冷たい水を飲んで、生き返りました!

しかし、トッタの泉から先も長かった・・・
途中沢靴を履いてジャブジャブ沢を渡る登山客にぬかされながらも、無事下山しました。
沢の後、林道までの道が遠かった。
林道から駐車場までの道はもっと遠かった(泣)
下りの沢は道迷いもなく・・・

結局駐車場に到着したのは、18:20。本日の歩行時間、12時間。きつかった!!
ツトちゃん曰く、12時間の歩行時間は北海道ではよくあることらしい。
それにしても、北海道はトイレはないは、水は担がないといけないは、クマの気配に怯え・・・ワイルドさ満点!!
無事に下山できたから良かったものの、緊張しっぱなしの登山でした。


今回の教訓 : 沼地では 虫除けネットが 必須です

顔を守る虫除けネットを持っていなかったのですが、ツトちゃんが気を利かせてさや吉の分も用意してくれました。沼地は本当に虫が多くて驚きました。蚊取り線香をたいても虫は寄ってくるし。。。虫除けネットがなかったら、大変なことになっていました(汗)


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