大キレット

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■行程

念願の大キレット!
新穂高ロープウェイより奥穂高岳〜南岳〜槍平小屋まで、テント装備で行ってきました。

交通(飛行機・車)
東京
 ↓ あずさ
松本駅.

 ↓ 国道、県道
新穂高ロープウェイ

旅レベル

技術レベル:●●●
体力レベル:●●●
日程    :2泊3日

2018年7月14日 鍋平駐車場(5:20)〜穂高平小屋(6:50)〜重太郎橋(9:00)〜穂高山荘(14:00)
2018年7月15日 穂高山荘(5:15)〜北穂高山荘(8:20)〜長谷川ピーク(11:20)〜南岳小屋(13:25)〜槍平小屋(17:20)
2018年7月16日 槍平小屋(7:00)〜新穂高ロープウェイ(10:30)


ちょうど1か月前、札幌在住ツトちゃんに北アルプスの山小屋充実ぶりを見てもらうために燕山荘の小屋泊まりに行ってきました。
その山小屋があまりにもメルヘンで物足りないご様子。
北アルプスのもう1つの魅力として
北海道にはないゴツゴツした3,000m級の岩山たち。

ツトちゃん 「さや吉、北アルプスで行ったことなくて行きたいところ、ないの?」
さや吉   「え〜、
大キレット行きたいけど・・・いいの?」
ツトちゃん 「行くべ、行くべ!」
さや吉   「え、いいの??だ、大丈夫??(ヤバいルートなの、わかっているのだろうか?)」

燕岳から大キレットは、ギャップが激しすぎる・・・しかも燕岳は小屋泊まり。
海の日3連休は小屋は激混みが予想され、私も酸欠で具合悪くなりそう・・・ 
テン泊装備で行けるのか?

3日目のお昼には下山して、15時松本発のあずさには乗りたい。いや、ツトちゃんは札幌に帰るのだから、15時松本はマスト。
地図とにらめっこしたところ、穂高ロープウェイ→穂高山荘泊→大キレット経由の槍平泊→お昼に下山が可能そうだ!
しかし、1日で穂高ロープウェイ→穂高山荘標高差2,000m!!を上げる!!
さや吉の登山人生、最大の苦難の旅の始まり、始まり〜!!

朝5:20、鍋平駐車場出発
前日の金曜夜23時、鍋平駐車場到着。
19:30に松本着して、お風呂寄ってご飯食べたらこの時間に。
なるべく鍋平駐車場は上のほうを取るべし。新穂高ロープウェイに下りる登山道が、上の方にあるから。

新穂高ロープウェイに下る登山道は既に渋滞。登山指導センターの男性トイレも大渋滞(汗)



林道を歩いて行くと、穂高平小屋に到着。
途中、林道から登山道があって近道できたみたいだけど、気づかずにずっと林道を歩いてきました。
くねくね歩いたので、時間をロスったかも??
6:50、穂高平小屋到着
9:00、重太郎橋到着
重太郎橋を渡るとすぐにハシゴ出現

通常、穂高岳山荘に行くときは、涸沢カール経由で行きます。今回の白出沢出合から行くコースは最短で登れるけれど、情報が少ない・・・穂高岳山荘のHPを見ると、ここ最近の長雨で重太郎橋が流されて、現在修復中とのこと。
前日の午前中に「橋の状況はどうですか?」と小屋に聞くと、「今日はまだ登ってきた人がいないのでわかりません」とのこと。おまけに東京はここのところずっと天気がいいのに、昨日穂高岳は雨だったとのこと・・・無事に橋渡れるかな?ロープとか、持ってないぞ!!

実際行ってみると、左の写真の通り、重太郎橋は1枚板が渡してあり、渡ることができました!
第一関門、突破!!
しかしこれから、長い登りが待っている・・・
涸れた沢の脇を行く
ハシゴを登るとこんな岩場が。
沢に沿って、崖を登ります。

白出大滝のそばで、前を行く人発見!
(今日、前を行く人初めて見た)
よく見ると、虫を捕まえる網を持った方々。
珍しい昆虫でもいるのでしょうか?

さすが登山者が少ない白出沢ルート、途中ルートを失う・・・
我々が先を歩いていたので、後ろにいたグループに(・・・といっても2組だけど)、
「ロストしました〜」と叫んで知らせました。

みなさん地図を見てキョロキョロしてくれて、登山道を右側に発見!
人数が少ないと妙な連帯感。登山あるある。

この登山道が発見できず 
背後にはずっと笠ヶ岳
 後ろを振り返ると、常に笠ヶ岳。
 時々雲に隠れたり・・・

 
それにしても今日は暑い・・・
雪渓が見えてきた!
雪渓を登るツトちゃん、頑張れ〜!
雪渓が見えてきました。
雪渓の先、稜線の上には小屋らしきものが・・・・
でも、なかなか着かない・・・
直射日光が当たるし、ザレザレの斜面はなかなか距離がかせげない・・・
以前ジャンダルムに行くときに、岳沢小屋から天狗沢に登ったときと同じぐらいザレてました。
ザレザレの登山道 
段々になっている穂高山荘のテン場
14:00、穂高山荘着。
まずはテントの場所取りです。
ここ穂高山荘はテン場が段々になっていて、この時間は既に良さげところがない!
「ピーク時には山荘前スペースをテン場として開放した」と聞いたことがあるけれど、この時間はまだ・・・
結局、山荘前スペースは開放されなかったけれど、
ヘリポートは開放されました。
広いテン場スペース確保するためにもう少し遅く到着すればよかったかな・・・

眼下には涸沢カール
30倍ズームでテント村のテントが見える
夕方になるとみんながザワついてきました。
夕焼けタイム!

夕焼けで赤く染まった奥穂高岳
雲海の向こうに笠ヶ岳
太陽がだいぶ沈みました
星空撮影
ツトちゃんはお酒を飲んで既にお休み中。
9時半ぐらいに起きて1時間ほど、星空撮影。
ツトちゃんのコンデジをお借りしました。


2日目の朝、テントの中でグイグイ荷物を押し込んだせいか、高山病になってしまいました・・・。頭痛が酷く、何度「ツトちゃん、無理!涸沢に下りよう!」と言いかけたことか・・・
でも、ツトちゃんから、
経口補水パウダーやらバファリンやら葛根湯やらいろいろもらったら、すぐに頭痛がなくなりました! 
何が効いたんだか・・・

気を取り直して、北穂に向け出発!!

涸沢岳から下りる最初の岩場
 こんなとこ、下りるのか・・・
下りより上りの方が怖くない
北穂岳山頂

8:20、北穂岳山頂到着。


これからの大キレットが本番だけど、ここまでの道のりも結構な岩場でした・・・
ある意味、
第二関門突破!!
体調悪かったし、よく頑張った!

左の写真、2人の間に、ちょこっと槍さま。
北穂山荘でガッツリ朝食を取ります。
テント撤収で時間ロスするから朝食食べずに出発したけれど、シャリバテするからよくないよね・・・

今朝は体調悪くて朝食食べれなかったんだけど(汗)


これから大キレット、テンションアゲアゲで行ってきます!

行くぞ、大キレット!
これから行く登山道が見える・・・
こんな岩場を登ったりして・・・
長谷川ピークは「Hピーク」と書いてある

11:20、長谷川ピーク到着。

第三関門突破!!

これだけ難所がたくさんあると何が関門だか、わからなくなってくる・・・

ツトちゃんは長谷川ピーク山頂で立っていましたが、私はその余裕なし(泣)
長谷川ピークを過ぎても、上り下りの繰り返し・・・
ずっと手前から見えていたけれど、こんなに長いハシゴが。

これが
第四関門・・・かな?

道中長すぎて、もう何が何だかわかりません(笑)
南岳に上がる最後のハシゴ
我ながらよく登るよな・・・・
天空のさや吉のお尻(笑)
南岳小屋

13:20、南岳小屋に到着。

お腹が減ったような減ってないような。疲れてしまったのか、危ない箇所を通過できた安心感からか胸がいっぱい。
軽く食べて、小屋のスタッフに南岳新道の状況を聞く。
雪渓は問題ないとのこと。道が整備されていないため、歩き辛いらしい。今までみたいに岩稜帯を行く訳ではないので、もう進むしかない!!

はい、はい、はい・・・この感じね。

この写真はニッコウキスゲのお花畑だけれど
登山道の両側から藪が伸び放題。暴れ草。
でも数週間前に飯豊山に登ったさや吉にはそんなに荒れているとは思えない。

大キレットを終えてからの下りだったので、荒れた道を気にするより、体力的にきつかったです(泣)
ニッコウキスゲがきれい
槍平小屋

17:10、槍平小屋に到着。

やっと着いた!!

今回初めて、足の裏の皮が剥けてしまう・・・。
こんな長い下りは初めてかも!
南岳新道を下っているときは暑くて「小屋に着いたら水浴びするぞ!」と意気込んでいたけれど、この時間だと日は陰っているし、結構涼しい。でもベトベトなので、顔を洗ったりしました。水は冷たい!

翌日は、新穂高温泉までなが〜い林道歩き。足の皮が剥けて痛かったけれど、何とかたどり着きました。

水がジャブジャブ使えるって幸せ

憧れだった大キレット、やっと行くことができました。
テン泊装備でどうなることかと思いましたが、それ以上に高山病に悩まされ、一時「帰りたい」と思いましたが、ツトちゃんのドーピングのお陰で何とか立ち直ることができました。標高差を上げること、体力的なことよりも体質的なものが問題となった山行でした。前の日はちゃんと寝たのに(涙) 加齢による基礎体力の衰え?悔しいけれど、ハードな登山計画は控えた方がいいかも?と思った山行でした。


今回の教訓 : パッキング なるべくテントの 外でしよう 

おそらくですが、空気の少ないテントの中でギュウギュウ詰めるパッキングをしたため酸素不足となり、高山病になったような・・・
それまで少し頭が痛いくらいだったのに、パッキング後は酷くなりました・・・次回から、標高の高いところではテントの外でパッキングします!!


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