穂高岳 (3,190m)

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■行程

豪快な山容で人々を魅了する穂高連峰は、富士山、北岳に次ぐ、わが国の第3位の標高を誇る奥穂高岳を盟主に、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳と、3000メートルを超える岩峰群が連なる。
日本アルプスの特徴のひとつに、氷河地形がある。カール(圏谷)やモレーン(岩屑の堆積丘)はまさに、アルプスの自然をつくり出すみなもとであるといってもよいだろう。この氷河地形は、日本アルプスには20箇所ぐらいあるとされ、その最も顕著なものが、穂高の涸沢である。涸沢には氷河が運んできた岩屑の堆積丘、モレーンが2つある。ひとつは涸沢ヒュッテのある丸山周辺、もうひとつは涸沢岳の下部にある横長のハイマツの丘。

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交通(マイカー)

東京(高井戸)
 ↓ 中央・長野自動車道(207.9km)
松本IC
 ↓ 国道(35km)
沢渡P
 ↓ 松本電鉄バス(30分)
上高地

登山レベル

技術レベル:●●●
体力レベル:●●●
日程    :1泊2日

 2004年09月19日 上高地バスターミナル(7:05)〜明神(7:55)〜徳沢(9:05)〜横尾(10:05)/昼食(50分)〜
             本谷橋(12:00)〜涸沢ヒュッテ(13:40)/休憩(50分)〜穂高岳山荘(16:40)
 2004年09月20日 穂高岳山荘(5:25)〜奥穂高岳(6:00)/休憩(20分)〜紀美子平(7:30)〜前穂高岳(6:55)〜
             紀美子平(8:35)〜前穂高岳(7:55)〜紀美子平(8:35)〜カモシカの立場(9:50)〜救助作業(40分)〜
             岳沢ヒュッテ(11:45)/昼食(60分)〜上高地バスターミナル(14:30)


さや吉と穂高岳(奥穂高岳/前穂高岳)に行って来ました。天気は初日の朝だけ雨、あとはくもり時々晴れ。
富士山登山の時、プチ高山病にかかったので、今回は酸素持参で・・・

6:45 上高地バスターミナル
前日の天気予報、この週末は雨。沢渡駐車場に着いたときも小雨がパラつき気分はブルー。
せっかく松本まで高速をぶっとばして、更に35キロの峠を越えたのに、北アルプス見れないなんて・・・超ブルー。
天候回復を願い、準備を進める。入山届、山岳保険?へぇ、今までのお山では気にもしていなかったけど・・・あとでその重要性に気づくことに。
7:17 あぁ、やっぱり雨は降っている・・・でもマイナスイオンたっぷり。来てよかった。
7:44 明神手前
7:47 明神岳
兼ねてから念願の一眼レフカメラを購入しました。景色を初めて撮影するたらんたん。どんな写真ができあがるのか・・・
まずはガスに浮かぶ明神岳を撮影。とっても幻想的。
8:00 明神に到着。あ、晴れてきた!願いが届いたのかな?
8:46 徳沢手前
モデルの真似?
梓川を左に歩く。青空が広がってきた。東京で見る空と自然の中で見る空はどうしてこうも違うのでしょう??さや吉の心も晴れてきた。気分はかなり上々です!
テントがカラフルできれい。結構みなさん、朝が遅いようです。山の朝は早いはずなのにまだテントの中から準備をする声が。
バスターミナルから2時間、たいした距離ではないので、テント持参でここを拠点にいろいろ登るのもいいかも。
9:02 徳沢キャンプ場
9:19 この辺りまでは軽装で歩いている方もいました。この橋を渡って折り返すのでしょうか?
9:54 さや吉は沢が好き、滝が好き、苔が好き!やっぱり前世はカエルだったのかぁ・・・
10:02 横尾キャンプ場
10:03 横尾山荘

あ、ここにもテント張れるのね。おトイレもきれいそう。槍ヶ岳まで11キロ、上高地まで11キロ、よし次回はここで幕営!!
みなさん、ここで昼食をとっていました。そういえばお腹すいたね・・・まだ10時だけど食べますか、おにぎり!

う〜ん、幸せ!青空の下で食べるおにぎりはおいしいのです。登山って何が楽しみかって、
 @きれいな景色
 A踏破したときの達成感
 Bおいしくごはんが食べれること!
10:19 本日の昼食
10:36 どうです、この景色!青空と雲のバランスも最高です!ところで、このお山の名前は何ですか〜?(笑)
11:10 笹林

横尾大橋を抜けるとこんな笹林です。足場は土ですが、地面からちょっと大きめな石が飛び出していて、歩き辛いです。
道幅狭いので反対方向から来る人とすれ違うときは足を止めないと。

11:30 屏風岩
屏風岩の大岩壁が出てきました。日本のお山は樹木に覆われていることが多いけど、さすが北アルプス。はるばる来た甲斐がありました。
11:45 お、沢発見!山と谷!軽登山道から本格登山道になってきました。
12:02 本谷橋通過後の登山道
お山の上の方、見てみて!葉っぱが色付いています!ビジターセンター、HP情報では紅葉はまだ早いとのことでしたが、もう色付いています。9月の半ばでもう紅葉ですか・・・東京の紅葉は11月半ば以降だったよな・・・お山の秋はやはり早いのです。
12:27 ○○山
12:38 カメラのプロ?による撮影
80リットルのザックを背負った関西の方が、レフカメラを構えていたので声をかけてみました。今回初めて一眼レフカメラを購入した私たち、他のカメラマンがどういう構図で写真を撮るか興味津々です。一眼レフカメラで知らない方に撮影をお願いするのは少し恐縮するけど(一眼レフカメラを渡されたら緊張しますよね)、この方ならと思い、撮影をお願いしました。
13:13 涸沢カールが見えてきたら、右手に川、こんな目印が出てきました。赤丸、黄丸、白丸が道しるべです。
13:22 紅葉にたらんたんウホウホです。カメラマンたらんたんです。あ〜、来てよかった。
13:25 きれいな写真でしょ!まるでここは京都のよう!!今度はさや吉がウホウホです。
13:25 お澄ましさや吉です。さや吉嬢、ご満悦。
13:40 涸沢ヒュッテ
涸沢ヒュッテ到着!!まずおトイレに感動です。標高2300メートルにあるのになぜ?みなさんの「落としもの」はヘリで下界に運ばれるそうです。あ〜、そりゃ金かかる。ちゃんとチップを払いましょう。100円な〜り〜!
13:42 この景色、憧れていました。テントがカラフルでかわいい!このテントはみなさんの自前なのかしら?私のテント、地味なんですけど、今度幕営してもいいですか
13:43 涸沢ヒュッテのデッキ

お〜、ここはスイスですか〜?(行ったことないけど)このデッキからみ下ろす山並みと谷はサイコーです。北島選手のお言葉を借りるなら「気持ちいい、ちょ〜気持ちいい」です。
ここでビールを飲んだらさぞかしうまいんでしょう。でも、たらんたん・さや吉共、お酒は弱いのです。チョコとコーヒーで乾杯です。あ〜、おでんもおいしそうだなぁ。。。あれ、結構安くない? おでんの値段は下界と変わらず。大根とたまご、食べたいよぉ。

13:47 見て見て!紅葉がきれい!後ろにあるのは涸沢岳、奥穂高岳。そう、まだ本日の最終目的地には到着していないのです。目指すは穂高岳山荘2996メートル!!!
14:34 パラパラパラ・・・。お、ヘリがやってきた! あれで大根とたまごがやってきて、「落し物」が回収されるのねぇ〜
14:42 ザイデングラード出だし、涸沢カール近くはこんな岩場です。ごつごつしたおっきな岩は歩き辛い・・・目印のペンキマークをぐんぐん歩く。
15:04 まだまだ余裕の二人です。赤丸印見える?×印は行っちゃだめよ。このマークのおかげで道を外すことはありません。でももし雨が降ったら・・・ガスっていたら・・・?とてもじゃないけど行けません。
15:44 たらんたんおじいちゃん、お疲れのようですがやけにさわやかですねぇ。いい笑顔です。
16:00 ザイデングラードの岩場で恐怖におののくさや吉のアップ。でもね、お母さん世代が反対からどんどん下ってくるのです、負けてられません!! よく下ってくるなぁ。。。怖くないのかなぁ・・・
え、うそ、こんなところ登るんですかぁ? あり得ません!!!前を行くお二人、すっごく大きいザックです。体格もご立派。あの体を持ち上げるのってかなり大変そう・・・小柄でよかった。人はなぜ山に登るのでしょう?あんなに大きな荷物を持って・・・ 小学生のときの遠足、山を登るのが大嫌いでした。「何でこんな辛い思いをして、私は山へ登るの?」っていつも思うけど、気づくと登っているのよねぇ・・・いつからそうなっちゃったのかしら?
16:00 ザイテングラード
16:39 「穂高岳山荘まであと20分」のペンキを見てから、やっと着いた〜!今夜のお宿です。幕営もできちゃうのね・・・今度は是非テント持ちで・・・無理ですから!!!
16:42 とりあえず写真を撮る、お決まりです。
17:20 夕食(自炊)
お金節約の私たちは食材を持参、今夜はごはんを炊いてカレーです。あれ、ご飯かたくない?? おいおいさや吉、またやっちまったようです。いいじゃ〜ん、カレーリゾットです。歯ごたえあってなかなかいける!山登りマジックです。山では何でもうまいのです。
穂高岳山荘、素泊まり6000円〜!ありがたいのは宿泊者の飲料水が無料なこと。 でも、与えられた寝床は布団1枚を2人でシェア!さすがシーズンですねぇ。まあ、8月最終週末の富士山よりましかぁ・・・
18:08 夕焼けを見ました。この後、お月様も見ました。流れ星も見ちゃいました。いいことあるかな〜。天気予報で明日が晴れとわかったら、テレビを見ていたみんなから大歓声!!!わ〜い!
5:20 4時起床。これは5時20分の朝焼けです。暗いのに奥穂高に登るのはどうかと・・・他のパーティーの様子を伺う、たらんたんとさや吉。明るくなってきたし、大渋滞する前に出発しますかぁ???
え。。。私たち、こんなところ登ってきちゃったんですかぁ???たかが出発して10分でこの高さ!あり得ません!!!でもね、ほんとに怖いところは写真に写っていません。だってカメラを向けるそんな余裕はなかったから・・・梯子に鎖場、こんな経験、なんちゃって登山家のさや吉はニュージーランドでもカナダでもしたことありません!!!
5:32 穂高岳山荘が真下!!
5:56 ついに祠に到着!恐怖におののいている間に、どうやら奥穂高の反対斜面に朝日は注ぎ込んだようです。ガスった祠も幻想的でステキ〜!
6:01 祠のすぐ横です。バンダナは給食のおじちゃんのようです。残念ながらガスっていて、明るくなったと思っても、5秒で暗くなったり・・・シャッターチャンスがなかなかねらえません。おかしいなぁ、昨日の天気予報は晴れだったのに・・・さすがお山です。
6:06 これはどうやって運んだのでしょう?ヘリで下ろしたのでしょうか?奥に人がたむろっているところ、あそこが一番高いところにあった祠です。
7:01 紀美子平に向かう道です。すごい道でしょ?これは親に見せたくない写真です。すみませ〜ん、娘はこんな危ない道を歩いてま〜す。人生はこんな険しい道、歩きたくないけどね(笑)ザックは約10キロです。下から吹き上げる風・・・ ちょっとでも後ろに重心がいったら・・・こわい、こわい。
7:45 目指せ、前穂高岳!!
この登り、登ってすぐ後悔しました。登山って登りより下りが怖いのよね。下るときのことを想像して怖くなったのです。無事に下りることができるのだろうか?振り返って、たらんたんに「引き返す?」って何度聞こうと思ったか・・・
前を行くのは体格のいいお兄様方ばかり。おじさま、おばさまゼロ。「登り始めちゃったし、今更引き返すのもなぁ・・・」と思ったら上からおばさまが下りて来て、俄然元気が出てきました〜
お、ついた、ついた。ガイドブックにはここでの景色はサイコーって書いてあったけど、この天気じゃなぁ・・・皇太子・雅子様の結婚パレードのとき急に晴れ間が出たように奇跡を待ちましたが、世の中そんなに甘くなかった・・・トボトボお帰りです。
登るときに感じた「下りの恐怖」は、たくさんの登ってくる方々を見たら、どこかに吹き飛んでしまいました。老いも若きもたくさん登ってきました。 あ、でもこの登山で感じたのは、未成年がいませんね。涸沢より標高の高いところでは、未成年には出会いませんでした。親御さんはこんなところ、行かせたくないはずです!
7:55 前穂高岳山頂
8:52 紀美子平すぐ下の重太郎新道です。結構渋滞していました。渋滞のお陰で写真が撮れました。梯子あり、長めの鎖場あり・・・雨だったら絶対無理です。
9:21 岳沢ヒュッテが見えてきました〜 下界は近いわ! 終わりが見えてきて安心モード。
9:32 飛び込んでしまいたいぐらいの美しい谷の風景。岩場が終わってこれからは色づいた樹木の中を下りて行きます。
9:57 これって・・・カモシカの立場って・・・・?あ〜、立つ場所って意味ですか?
10:10 これがこの登山一番長い梯子です。長い下り梯子で、下りるとき足がぷるぷるしていました。
11:10 一生忘れられない体験

大変です!アクシデント発生です!!! 鹿がぴょんぴょん跳ねているかと思ったら・・・人が落下していくではないですか!偶然にも山岳ガイドの方が近くにいらして、応急処置・救助の方への連絡、うまくいきました。ご本人も意識がはっきりしていたので本当によかったです。止血も済み、手足もしっかり動いたのですが、大事をとりヘリで運ばれていきました。
たまたまそばを通りかかった私たちは、救助のお手伝いをし、山の怖さを実感しました。本人はもちろん、パートナーが陥落でもしたら、どうしたらいいのでしょう?冷静でいられるでしょうか?今は絆創膏ぐらいしか登山には持って行きませんが、次回からは脱脂綿・包帯等持参しなければ・・・怪我をした人の応急処置講習でも受けようかしら?真剣に思いました。入山届、山岳保険、今度からちゃんと提出、入会します!!!
山で遭難したり、ヘリを呼んだらン百万ですよ???ちなみに今回、ビジターセンターで言われた保険は1000円です。1000円なんて安いものです。
この場面に遭遇しなければ、私たちは山岳保険なんてこれからずっと考えなかったと思います。山の怖さを考える機会を、神様かご先祖様から授かった気がします。

11:12 網の中と周りに、6人の人が吊るされています。ヘリによる爆音・突風はすごかったです。
11:45 上から見て小さかった岳沢ヒュッテ、遂に着きました。ヒュッテは平和でさっきのアクシデントから30分も経っていないのに、なんて平和なのでしょう??
12:01 そういう私が平和でした〜 わ〜い、ご飯だ、ご飯だ。今日の昼食はサッポロ一番です!たらんたんに「麺固いぞぉ」と言われる。さや吉はコメもそうだけど、お固いのがお好き、うふっ
13:34 道が単調になってきましたぁ〜 まだぁ? 岳沢から105分かぁ・・・陥落事故の話に戻りますが、事故は下りに多いそうです。下りって踏ん張りが必要だから、ちょっと気を抜くと、大変なことになるのです。もう足はガクガクです。
13:36 風穴、発見!みんなここに顔を突っ込み、涼をとるのね・・なんだか滑稽です(私もしましたが・・・)
13:41 この辺は苔がいっぱい。苔好きのさや吉には堪りません!ニュージーランドのミルフォードトラックも、屋久島の苔もよかったです♪
ついに車の音が・・・ 下界に到着。ハイヒール履いている人にすれ違う。あ〜、何食べようっかな〜 登山はお腹がすくのです。
14:11 登山道入口(我々は出口)
14:31 上高地バスターミナル
つっ、ついに到着です!いい笑顔でしょ?でも臭いの。山ではお風呂なんて入れませんから!!(波田陽区風) 沢渡までのバスは行きは30分でしたが、帰りは1時間。もちろん爆睡でした(笑)
3連休最終日のため、帰りの高速で大渋滞、足がぷるぷるで運転大変、その上この3日で5時間ぐらいしか寝ていないたらんたん、あなたがホントのツワモノです!!ありがとうね〜



  【教訓】 緊張は力なり!!
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